ドラム缶工業会

ドラム缶用語集 製造工程

外面塗装

用語 解説
塗装 Coating ドラム缶の塗装に求められるものは外装美観のほか、充填した内容物への耐性、長期貯蔵容器としての耐候性などである。 外面塗装は主にアミノアルキッド樹脂(メラミン樹脂)塗料が用いられ焼き付けにて塗装されている。 内面塗装には充填する内容物に合った耐薬品性が求められており、主にエポキシ樹脂系またはフェノール樹脂系の塗料を用い焼付けにて塗装されている。
エアレスポンプ
Airless pump
エアー駆動のピストンにて塗料を加圧し回路内に圧送するポンプ。
ホットエアレス塗装
Hot airless spray coating
塗料を直接加圧して送り出すことで、アシストエアーを使わずに塗料を噴霧するシステム。 回路の途中にヒーターを設け塗料温度を上げることで、噴霧による圧力開放に伴う塗料温度の低下によるダレを起こし難くしている。
レベラー
Leveller
コイル状に巻かれた鋼板を次加工工程に自動供給する際、アンコイラーとフィーダーの間にあって多段のローラーによって連続的に巻き歪(くせ)を修正する機械。
外面用塗料 Exterior coating ドラムの外面用塗料とは鋼製ドラムの外面の防錆と美観の保持を目的としたもので、必要とする品質特性は密着性(被塗物であるドラムの表面に塗った塗料が剥がれ難いこと)、耐候性(いろいろの気象条件、環境下でも塗膜が安定していること)に優れたものが主として用いられている。 フタル酸系塗料も一部使用されている。
水溶性塗料 Water soluble coating 有機溶剤を使用していない塗料(有機溶剤含有10%程度は水溶性塗料に分類される)。VOCの発生を抑止する目的で近年急激に増えつつある。溶剤性塗料と比べると若干のスペック低下は見られる。